npm v5.5.0の新機能

npm v5.5.0 が 10/4 にリリースされました。若干今更感もありますが、v5.5.0 で入った新機能について触れたいと思います。

今回のリリースでプロフィール周りの設定をコマンドラインから行いやすくなりました。

2 要素認証

npm のアカウントに 2 要素認証を設定できるようになりました。

npm profile enable-tfa

で設定できます。npmjs.com の Web サイト内から設定する項目は見つかりませんでした。

トークン管理

npm tokenコマンドで、token の Create, List, Update ができるようになりました。 また、token 作成時にnpm token create --read-only--read-onlyオプションをつけることで、 対象 token を使っての npm module の更新や新規作成ができなくなります。 ただ、read-onlyの名の通りプライベートな npm module をダウンロードすることが出来るので、 CI などに設定するトークンとして有効です。

パスワードの変更と E メールアドレスの設定

npm profile set password で CLI からパスワードを変更することができるようになりました。

また、npm profile set email <e-mail address>でメールアドレスを変更できるようになりました。 E メールアドレスを変更した後は、npm から送られてくる verification mail から、承認する必要があります。

その他プロフィールの変更

CLI から、npm profile の Twitter や GitHub なども更新することができるようになりました。 例えば、Twitter アカウントを変更するには、

npm profile set twitter _araya_

とします。

スタンドアローンな npm package としても利用可能

ここまで紹介した機能は全てnpm-profile でも利用可能です。

まとめ

2FA 設定できるようになったのは良いですね。 private npm module 使ったことないけど、常用してる人にとっては、Read only token は便利そうです。

変更履歴

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