Safari Technology Preview 91
2019-09-04 に Safari Technology Preview 91 がリリースされた
WebKit の revision は248705-249190
概要を部分的に以下にまとめる。
セキュリティ
TLS1.0 と 1.1 が無効化
JavaScript API
- unhandled promise rejections のための public な API を JavaScript Core に追加
- hashbangをサポート
- optional chainingを実装
StaticRange
constructor を実装toISOString
が object を返したとき、Date.prototype.toJSON
が例外を吐かないように修正Promise.prototype.finally
が Promise 型ではない object を受け入れるように変更
JavaScript パフォーマンス
Array.prototype.toString
が呼ばれるたびにjoin
関数が参照されていた問題を修正x?.y ?? z
が高速であることを保証
Media
- picture-in-picture があるときに
webkitpresentationmodechanged
が 2 回発火されるのを修正 MediaDevices
が停止するときにMediaDevices
タイマーが停止するように変更requestFullscreen()
がフルスクリーンを一貫しない state で抜けたあとにrequestAnimationFrame()
コールバックの fullscreen element が削除されるように修正- capture devices をサーチするときに無効化されたデバイスが考慮されないように変更
Web API
- global の
window
object に Geolocation interfaces を生やすようにした - variation selectors をつかった Emoji がテキストスタイルではなく emoji スタイルで描画されるように修正
- SVG elements に
focus
とkey
event listener が追加されたときに focusable になるように変更 HTMLFieldSetElement
とHTMLOutputElement
の tab index のデフォルト値が-1 になるように変更
レンダリング
drawImage
によるアニメーション画像の canvas の最初のフレームへの描画を修正
ポインターイベント
- 将来のポインターイベントが macOS でディスパッチされないようにする、キャプチャ要素の削除を修正
WebDriver
SimulatedInputDispatcher
ログでマウスのボタンが正しく出力されるように修正
Web インスペクター
- Elements の DOM ツリー、Network の header ペイン、Console が、RTL モードあっても常に LTR で表示する
BigInt
のシンタックスハイライトを追加- 次のマイクロステップで停止するグローバルな breakpoint を指定できるようになった
queryHolders
コマンドライン API 関数を実装 など